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考えるヒト。

「新しいビジネスモデル」「日々の業務で感じた事」「疑問に思っている事」「未来」について書いていきます。

会社や上司の評価が低いと感じる人へ。

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先日、友人から「仕事を辞めたいと思ってる」と相談を受けました。

理由を聞くと、「会社や上司から正当に評価されてない気がする、もっと自分を評価してくれる環境で働きたい」とのことでした。

 

そういう年代なのか、私のキャラクターなのか分かりませんが、この手の相談を受ける事が多いので、私なりの回答をしてみます。

 

会社や上司からの評価が正当では無いと感じた場合どうすればいいか?

 

大きく分けて以下の2パターンがあります。

①《自己評価>他者評価》パターン

自分はもっと評価されていいはずなのに他人からの評価が低いと感じている人は少なからず居る気がします。(著者も同様の経験をした事があるのでよく分かります)

②《自己評価<他者評価》パターン

自分の実力より、会社や上司からの期待が高すぎてプレッシャーを感じているという人も居ます。

 

①、②の両パターン共通ですが、私の経験則からいくと、自己評価と他者評価のギャップ大きさとそれによって生じる不満やプレッシャーの大きさは比例している傾向にあるようです。

 

こういう悩みを抱えた人に対して「見る目が無い上司の評価なんて気にしなくて良い‼︎」とか「絶対に見てくれている人がいるから、地道に頑張るしかない」とか、言ってる人をよく見かけますが、はっきり言って、その助言は間違ってます。無責任です。

第一に、日本のほとんどの会社において、上司が部下の評価をする仕組みになっています。このルール上では、社内で評価されなければ、給与はあがりません。つまり、「上司の評価を気にしないこと」=「昇給の機会を放棄すること」です。

第二に、上司が全ての部下の仕事ぶりを全て把握することは不可能です。「地道にやれば見てくれる人がいる」はビジネスの場においては幻想です。

 

 

ではどうすればいいのか?

以下、私の見解です。

 

結論から言うと、ビジネスの場においては、他人の評価が自分の市場価値を決める唯一の尺度である為、常に他者評価を意識しなければならないと考えます。

この「唯一の尺度」というところがポイントで、つまり、自己評価は何の意味もありません。自己評価がどんなに高くても給与は上がりません。やりたい仕事はまわってきません。全ては他者評価に基づいて決定されます。また自己評価が低過ぎても、余計なプレッシャーを感じるだけです。自己評価なんてする必要は全くありません。(自己分析をすることは非常に重要ですが、評価まで自分でする必要は無いという意味です)

 

我々が、資本主義の世界で生きていく以上、サラリーマンであっても農家であってもユーチューバーであっても経営者であっても例外無く他者評価によって、その個人やサービス、商品の価値は決定されます。

このような原則があるにも関わらず、不必要な自己評価をするが故に、上記①、②のような自己評価と他者評価のギャップが生じてしまう問題が発生してしまい、今回の相談者のようなケースに陥ってしまうのです。

 

まとめると以下2点に集約されます。

・他者評価の支配から逃げることは不可能である為、むしろ他者評価を1番に気にかけて行動するべき

・自己評価をすると他者評価とのギャップが生じる可能性がある為、自己評価はするべきではない

 

 

上司に評価されてないと感じた場合は、その評価をしている上司に目を向けるのでは無く、自分に目を向けましょう。

そうすることで自身の価値はその程度だと再認識でき、他者評価を向上させる絶好の成長機会になるはずです!