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考えるヒト。

「新しいビジネスモデル」「日々の業務で感じた事」「疑問に思っている事」「未来」について書いていきます。

コミュニケーション能力って何?

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コミュニケーション能力って何?

 

唐突ですが、コミュニケーション能力ってとっても大事ですよね。

 

家族や友人との接し方だったり、学校の友達や職場の上司や部下、はたまた取引先とのやり取りにおいても、もしくはSNSでのダイアログに至るまで、人は四六時中ずっと自分以外の他者と意思疎通を図っています。

たとえ、目が見えなくても、耳が聞こえなくても、言葉が通じなくても人間は社会的な生物である為、様々な方法で自己表現をしようとします。

人間はコミュニケーションから自由になることは出来ません。

でも、どのようにコミュニケーションを取るのかを選択する自由はありますね。

具体的には「話す」「書く」「聞く」「読む」という4技能に加えて、非言語でコミュニケーションをとることもできます。(上司から睨まれると背筋が伸びますよね)

 

ビジネスの場においてもコミュニケーション能力の高さが問われる機会が頻繁にあります。仕事が出来る人はほとんどの場合、コミュニケーション能力が高かったりします。

でも上記にように単に「コミュニケーション」と言っても様々な方法があります。

 

 

それでは「コミュニケーション能力とは何なのか」について考えみます。

 

応用言語学の分野におけるコミュニケーション能力は以下の4つの定義だそうです。

=====
①文法的能力(Grammatical competence)…文法的に「正しい」文を用いる能力。
②談話能力(Discourse competence)…文の羅列ではない意味のある談話・テクストを理解し、作り出す能力。
③社会言語能力(Sociolingistic competence)…言語が使用される社会的な文脈を判断して「適切な」表現を用いる能力。社会的背景、互いの関係を判断して、会話の規則を適切に用いるひつようがある。
④方略的言語能力(Strategic competence)…コミュニケーションの目的を目指してメッセージを伝達する対処能力。例えば、語彙や文法などの表現力の不足を補って言い換えや繰り返しや推測を行ったり、コミュニケーションの失敗をおぎなって伝達するための方策などがふくまれる。

 

つまり、コミュニケーション能力とはに情報伝達をする際に、文法的に正しく、且つ、社会的な背景やその場の環境に応じて適切なワードを選び、仮にそれが不十分であった場合も不足を補うことで、正確に相手に情報を認識させる能力ということである。(長すぎてよくわからん)

 

これは言語学の世界におけるコミュニケーション能力の定義です。(これはこれで正しいです)

 

でも実際の社会では、口下手でも優秀なマネージャーも沢山います。

彼らは果たして、コミュニケーション能力が低いのでしょうか?

 

私はコミュニケーション能力が高い人(≒仕事が出来る人)は、情報を正確に伝達することが出来る人では無く、自身が所有している情報を自由自在に操って他者の行動をマネージあるいはフォローするスキルを持っている人だと思います。

 

あなたが上司であれば、部下に全ての情報を正確に伝える必要はありません。

部下が最大限、力を発揮できるように自分が持っている情報を編集して伝える必要があります。(場合によって、また人によって全てを正確に伝えた方が良い場合もあります)

この編集力がとっても大事。

 

要するに「正確に伝えること」ではなく、その先にある「人を動かす、支援すること」に長けているかどうかが重要なんだと考えます。